しるこドリンク、でひゃあっ!


「あれ、こんなところに空き缶置いてあるじゃん。しるこドリンク!?なんかまだ入ってるね。」
エキスちゃんが空き缶のパッケージを見ている。

「…しるこドリンク……きっと、データちゃん…ですね…」
ラボちゃんも何かを考えている。

「ちょっとデータさんのお部屋に行ってみましょうか〜。」
オブちゃんが二人に声をかける。

「承認」
アール所長がぷかぷかと浮かんで3人の後をついていった。

「データちゃんー!いるー!?」
「…まったく騒がしいですね、なんですか。」
データちゃんが眠そうな目をこすっている。

「これ実験室においてあってまだ結構はいってるんだけど!」
「…あー、それちょっと探してたやつです。」
「…でも…寝てた…?」
「…あまりに眠くて寝るのを優先しただけです。とりあえず立ち話もなんなので部屋に入ってください。」
「データさんの部屋久しぶりかも〜♡」
「…オブ、2日前に夜食届けてくれましたよね。」
オブちゃんは微笑んでいた。

みんなで部屋に入るとゲーム機の類がたくさん置いてある。

「あれ!ここにたくさん段ボールの箱があるね!」
「…しるこドリンクです。」
「…ひゃ…データちゃん…箱買い…なんですか……?」
「…好きなメーカーで3種類をローテしています。」
違う種類の箱が3つ置かれていた。

「そんなに好きなら私が作ってあげるのに〜♡」
「…毎日飲むのでオブに頼むのは悪いかと。」
「そしたらオブ姉の部屋があんこだらけになりそう!」
「デスっちで開けた穴をあんこ置き場にしますね〜♡」
「…また開けたんですか。」

「非承認、非承認、修繕必要!」
アール所長がオブちゃんの周りを飛び回っている。

「…せっかくなので皆さんにあげます。」
データちゃんが箱から取り出している。

「…これはつぶあん入りでおやつ感覚で飲めます。小腹が減ったときに最適です。」
「…こっちはこしあんですが結構濃いめです。」
「…これが一番さっぱりです。アメリカンコーヒー的なやつです。」

「ちょっとデータちゃん!しるこにアメリカンってなんなの!?」
大笑いして髪が金髪に変わってきている。

「…せっかくなのでラボの反応がみたいです。好きなの飲んでください。」
「…ひゃあ!…食、レポ、ですか……?」
「しるこなので、しるレポですね〜。私もラボさん用の味を知りたいです〜♡」

「…じゃあ、このさっぱりした……。」
「…アメリカンですね。」
「アメリカンって呼んでるの!マジウケるんだけど!ひゃっひゃっ!」
エキスちゃんの腹筋が崩壊し始めた。

「やめてー!マジ腹筋、痛い…ひー。」

そんなときアール所長がマッチョになって現れた。
「なんだ!良い訓練ではないか!……アメリカン。」
マッチョの所長が金髪になったエキスちゃんの耳もとで囁いた。

「アメリカン、アメリカン!ひー!」
エキスちゃんから涙がこぼれている。

「…ちょっとこの人たちは置いておきましょう。これがアメリカンしるこです。」
ラボちゃんとオブちゃんにしるこを差し出した。

「あら〜おいしいですね〜。これなら作れそうですね〜」

「…ラボどうでしたか、しるこは。」
「…おいしかったですけど…」
「…けど?」
「…ちょっとエナジードリンク…みたいな感じには…ならないかなって……。」
「…なにを言っているんですか!しるここそが完全健康エナジードリンクです。」
「ひゃあっ!」
データちゃんの熱弁はしばらく続いた。

「…今度はオブのところでしるこパーティです。」
「ひー、ひー!パーティ、やった!」
「じゃあ、しるこパーティでラボさん観察しましょう〜♡」

【ブオオオオーーーーー】

「餅も入れてくれ。ワシも食うぞ!」

登場人物
ラボちゃん
主人公・先輩アンドロイド
内気でお世話好きな眼鏡っ娘。照れると冷却ファンが回る。
オブちゃん
おっとり癒し系
ゆったりした観察者。デスっちという巨大ハンマーを持つ。
エキスちゃん
スーパーエンジニア
ハイテンションなトラブルメーカー。道具は自分で作って壊す。
データちゃん
クールツッコミ担当
冷静沈着な分析屋。「…非効率です」が口癖。
アール所長
マスコット所長ロボット
球体の浮遊ロボット。ピンチ時に渋いおっさん声になる。
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