古文書で大騒ぎ!本屋さんで、でひゃあっ!


ラボちゃんが用意をしている。
「…あの本屋に…いくのですが…誰か行きますか…?」

「私行く!なんか面白いの探したい!」
エキスちゃんは用意をしに自室に戻っていった。

「もちろん行きますよ〜。なにか持っていくものあったかしら〜♡」
オブちゃん指を重ねて髪を揺らしている。

データちゃんがコンソールを見ている。
「…本屋でのラボのデータを取ります。」

ぷかぷか浮いているアール所長。いきなりマッチョモードに変身した。
「ワシにも声をかけろ!」

「ひゃあ。」
「…所長、唐突すぎてラボがびっくりしています。」
「おお、すまんすまん。思わずこっちになってしまっておったわ。」
スーツ姿のホログラム風のマッチョが腕を組んでいた。

さて、本屋に着くと。
「ラボさん、この本屋はよく来るんですか〜?」
「…ここはこのあたりで…一番大きくて、地下には…古書もあるんです…。」
「…本当に大きいですね。もっと小規模かと思っていました。」

エキスちゃんが怪しげな本を手に取っている。
「なにこれ!モテ薬の作り方!?まじで?本当にできるの?」
「…一体誰に使おうとしているんですか。」
「これ作ったらデータちゃん使ってみたい!?イヒヒ!」
エキスちゃんの髪があっという間に金髪に変わった。

「…そんなことはありません。」
「でも!ラボちゃん褒めてくれるかもよー!」
「…うっ、。ちょ、ちょっと考えるとしましょうか。」
「それ、絶対欲しいやつじゃん!なんか顔赤くない!?」
「…そ、そんなことはありません。平常運転です。」
「マジでデータちゃんウケるんだけどー!」

しばらく中を見ていると見覚えのある顔が働いている。
「あれ!おとちゃんじゃん!」
「この本可愛くない!?今日はね地下で古本市やってるよ。こういう変な本いっぱいあるよ。ほら、開くとマッチョがいっぱい飛び出てくるのこれ!」

「なんだと!そんないい本があるのか!」
「えっ!これアールちゃん?ガチマッチョじゃん!」
マッチョ姿を初めて見たおとちゃん。

「ちょっと、所長、いきなりでてこないでください〜」
「そうだよ、おとちゃんびっくりしちゃうじゃん!」
アール所長はずっとページをめくっている。

「…じゃ、じゃあ…古本市…いってみましょうか…。」
おとちゃんと別れるとエレベーターで地下に降りた。

「いっぱい古本がありますね〜。」
「上とはちょっと雰囲気違うね。」
「…ちょっと違う匂いがします。」
「マッチョ本はどこにあるんだ!?探すぞ!」

ラボちゃんはそんななか一冊の本を手に取った。
「…えっ!…あっ!…これ!…古文書!?…なんで!……。」

「…ラボ、なにかあったのですか?」
「…これ…ヤバいんです。…とにかく…ヤバいんです。……急に語彙力…減りましたけど…ヤバいんです…。」
「あー、ラボ姉、スイッチ入っちゃったよ・・・!」
「でもあの語彙力なくなったの楽しいですよ〜。」
「…久しぶりなので正確に記録します。」
データちゃんの目が光った。

「…ラボ、この本はなんだったでしょうか?」
「…この本は…今の世界が…できた理由が…書かれていまして、…とにかくヤバいんです…。」
「ラボさん、この本は〜?」
「…この本は…人間時代の料理本です…。…これもヤバいです…。」
「料理の本なら私買おうかしら〜♡」
「あたしはモテ薬にしたよ!」
「…本当にモテ薬作る気ですか。」
エキスちゃんの声にため息が混じっている。

「何事も失敗だよ!データさん。」
エキスちゃんが人差し指を振っている。

「なんだ、データはなにか買わんのか?マッチョはいいぞ!」
「…いえ、私は別に必要ありません。」
「あっちに動物のマンガおいてありましたよ〜♡」

データちゃんは一言も話さずその棚に向かっていった。

「ちょっと、マジで辛いんだけど。本重くね!?ほとんどラボ姉のだよ?」
「データさん、たった3冊じゃ持っているうちにはいりませんよ〜」
「…むっ。この3冊は神聖な3冊なのです。ところでラボはなんでこの量を軽々と運べるんですか。」
「…えっ…慣れ…ですかね…。」

【ブオ】

「あれ!マジうけるんだけど!買いすぎで可愛くない!?」
おとちゃんが今度は哲学書を棚に戻している。

「…ひゃあ…えっ、そうですか?…私には…普通なんですが…。」
「いい筋トレだ!上腕に効くな!」

「後半ラボ姉、ヤバいんですしか言ってなかったね!」
「…久しぶりに見ました。」
「ラボさん、また来ましょうね〜♡」

【ブオオオオーーーー】

所長はさっき買った本をパラパラめくっている。
「この本いいぞ。ラボ、今度はおすすめのマッチョ本おしえてくれ!」
「ひゃっ!」

登場人物
ラボちゃん
主人公・先輩アンドロイド
内気でお世話好きな眼鏡っ娘。照れると冷却ファンが回る。
オブちゃん
おっとり癒し系
ゆったりした観察者。デスっちという巨大ハンマーを持つ。
エキスちゃん
スーパーエンジニア
ハイテンションなトラブルメーカー。道具は自分で作って壊す。
データちゃん
クールツッコミ担当
冷静沈着な分析屋。「…非効率です」が口癖。
アール所長
マスコット所長ロボット
球体の浮遊ロボット。ピンチ時に渋いおっさん声になる。
keyboard_arrow_up