坊さんイラスト、でひゃあっ!
オブちゃんが何か面白いものを見つけたようだ。 「あら、このお坊さんの絵おもしろいですね〜」
オブちゃんはお坊さんのイラストを切り取った。 そして印刷して大量生産。 謎のお坊さんの絵を持ったオブちゃんが出来上がった。
「これでよしっと〜♡」
「…あそこにオブがいますね。なにをしているんでしょうか」 データちゃんが遠くからオブちゃんを見ている。
「…ん?エキスの部屋になにかいれた?」
オブちゃんはしゃがみこんでドアの隙間から何かを入れた。
「…オブ、何をしているんですか?」 「見つかっちゃいました〜。この絵面白くて〜」 「…ふっ、なんですかこのイラストは」 お坊さんがにやりと笑っているイラストだった。
「エキスさんなら笑ってくれるかなって〜」 「…せっかくなので先回りして仕込みましょう」 二人は研究室へと向かった。
「…何を…しているんですか……?」 不思議に思ったラボちゃんが首を傾げている。
「あら、ラボさん、このお坊さん面白くないですか〜?」 「…ふふ…このイラスト…面白いですね…」 「…これをエキスに見せて笑わせる作戦です。きっと大笑いです」 「ラボさん、あと100枚くらいあるんですよ〜、これ〜」 「…ひゃ、そ…そんなに…印刷したんですか…?」 「…せっかくだからラボも一緒にエキスを笑わせましょう」
「承認」 アール所長の目のあたりが嬉しそうな形になって浮かんでいる。
こうしてラボちゃん、アール所長も加わりエキスちゃんを笑わせることになった。
「…まずは普段の行動から、エキスは冷蔵庫でレモネードを飲みます」 ここは作戦室という名のデータちゃんの部屋。 ここからはすべての情報にアクセスできる。
監視カメラをみんなで見ていると、 「…早速レモネード……飲んでますね……」 「あっ、なんか笑ってます〜」 「…イラストを見ています」
<なにこれ!変な坊さんなの!> エキスちゃんはイラストをみて大きく笑い、レモネードを飲み干した。
<食器くらい片付けようかなー!>
「あれ、ラボさんの食器だけかたづけていますね〜」 「ひゃあっ!」 「…びっくりしていないで、洗っている今のうちに仕込みますよ。急いでください」 みんなは部屋を出て次のルートを先回りした。
「…次は走り込みです。外に出るルートに少しづつおいておきましょう」 「えいっ、えいっ〜」 「…オ、オブちゃん…ちょっとやさしく……」 「大丈夫ですよ〜、あとで片付けます〜♡」 「…若干…めり込んで…いたような………」 「確認必要、確認必要!」 「…めり込みは後です。なんか歌をうたっています。研究室で見てみましょう」
——みんなが研究室に入ると
エキスちゃんのオリジナルソングが聞こえてきた。
「…なんか歌をうたっていますね」
<ラボ姉はひゃあ オブ姉はめっ データちゃーんはもふもふさーん♫>
「ひゃあ!」 「…なんで私だけもふもふさんなんですか」 「ラボさん、やっぱり、ひゃあって言ってますね〜♡」
<ラボ姉大好きブオオオオーー♫ オブ姉デスっち半壊でー♫ データちゃーんはもふもふさーん♫>
【ブオオオオーーーー!】 ラボちゃんの冷却装置が回った。
「…なんで私だけ歌詞変わらないんですか」 「あとでちょっと「めっ」しましょうか〜♡」 「…オブちゃん…ちょっと……穏やかに………」 「大丈夫ですよ〜、紅茶にエキスさんのドリンクいれるだけですから〜♡」 「承認。」 アール所長がふわふわ浮かんでいる。
「…そろそろ大声がする頃です」 「なんじゃこりゃー!うひゃひゃひゃ!ハゲてる!」 「…走ってテンションが上がっているので笑うと思っていました。見に行きましょう」
「うひゃひゃひゃひゃ!なんでこんなにおいてあるのこれ!冷蔵庫にもあったじゃん、このハゲた人!」 自室のドアの前で大笑いしている金髪エキスちゃんがいた。
「…お坊さんです。正確には剃っています。」 「面白いとおもって部屋に入れちゃいました〜♡」
「ひゃひゃひゃーーー!なにこれ!オブ姉へんなの作ったでしょ!なんで眼鏡かけさせたのーーー!」 そこにはなぜか眼鏡をかけたお坊さんがいた。
「これは〜、ラボさんのことを考えていて〜」 「…ひゃ」 「眼鏡ってどうだったけな〜って思ってて〜」 「…ひゃあ…」 「眼鏡をかけさせたら面白くなっちゃいました〜♡」 「ひゃあっ!」
「…ところでエキス、あの歌はなんですか」 「なにそれ?えー!あの歌聞かれてたの!」 「エキスさん、お話があるのであとでお茶しましょうか〜♡」 「怖いよー!今回はあたしマジで何も変なことしてないのにー!アールちゃんー!」
「承認。」