データちゃんの夢、でひゃあっ!
晴れた朝。研究所に光が差し込んでいる。
起きたエキスちゃんは廊下を歩いている。 「あれデータちゃんまた徹夜?」
「…これから寝ます。昨日は良いバトルでした」 データちゃんは徹夜でゲームをしてあくびをしている。 そして部屋に戻っていった。
——しばらくして
研究室にみんなが集まっている。
「データちゃんまたゲームで徹夜らしいよー!」
「楽しそうでいいですね〜」 オブちゃんが紅茶のカップに手をあてている。
「…徹夜多いですけど…大丈夫…なのでしょうか……」 ラボちゃんはコーヒーカップに手を当てて首を傾げている。
「ねえねえ、いいアイテム作ったんだけど!夢掃除機っていって他の人の夢みれるの!」 「みましょうみましょう〜」 「…ちょっとわるいのでは…」 「ラボさんだって、そういって興味あるでしょ〜♡」 「…ま…まあ…ゼロとは…言えないですけど……」 「じゃあ、決まり!」 エキスちゃんの髪に金髪が混じり始めている。
「承認!」 アール所長が楽しそうに上下にぷかぷか浮いていた。
——データちゃんの部屋に入ると
「これからデータちゃんの夢に入りたいと思いますー!」 エキスちゃんが声を潜めて言う。
「エキスさん、ドッキリみたいです〜♡」 「…どうやって…みるんですか……?」 みんなも声を潜めている。
「このセンサーの先をデータちゃんに当てて、スイッチ、ポチっと!」
すると画面にデータちゃんの夢が映し出された。
「あれラボ姉いるよ!何しているんだろう?」
<…データちゃん…今日もよくできましたね……>
「…ひゃあ…なんか……夢の中で自分をみるのって…恥ずかしい……」 「ラボさん、まだ始まったばかりじゃないですか〜」
「あー!」 「あら〜♡」 「ひゃあ!」 みんな思わず地の声が出てしまった。
「夢の中のラボ姉がデータちゃん撫でてる!」
【ブオ】 小さく音を押し殺した冷却装置が回った。
「すごく刺激的な夢ですね〜♡」 「データちゃんこんなの毎日みているの!?」 「…ちょっと…私が恥ずかしいです……ひゃ……」 「あたしだって恥ずかしいよ、これ!」 「次はどんなのでしょうか〜、ワクワクしてきました〜」 みんなは寄り添って画面を見ている。
「こんどはたまちゃんだよ!」 「…やっぱり……そうですよね……」 「何するんでしょうか〜?」
しばらくすると。
「尻尾全部でもふもふされてます〜♡」 「データちゃん超嬉しそうじゃん!」 「…この夢…なんなんでしょう……欲望が………」
エキスちゃんが何か思い出したかのように装置を触り始めた。 「そうだ夢に介入できるんだった!声入れられるよ!」 「じゃあ何かいいましょうよ〜?」 「所長、非承認って全力で!」 エキスちゃんの髪が金髪になった。
「承認。承認。」 アール所長も小さな声で承認した。
「非承認!非承認!」 アール所長が装置のマイクに向かって声を出した。
「もう承認なのか非承認なのか全然わからなくなってきちゃってるよ!」 みんなは笑いをこらえている。
「データ腹筋100回」 アール所長がマッチョの姿になっている。
<…エキスの仕業ですね。なにをしているんですか>
「もしかしてバレてる!?」 「にげましょう〜」 「…まって…ください…」 「データ、腹筋してから目覚めるんだぞ!」 「アールちゃん、早く!逃げよう!」 4人は急いでデータちゃんの部屋を飛び出した。
「…ひどい夢をみました。なんでマッチョが出てくるのですか」 しばらくしてデータちゃんが目を覚ました。 データちゃんが起きて監視カメラを確認している。
「…監視カメラにみんなが映っています。なんですか、あのアイテムは。後で問い詰めましょう」
——後日
「…皆さんこんばんは。今日はエキスの夢を見ます。さて、このへそ出して寝ている姿はなんでしょうか」 そこにはひどい寝相のエキスちゃんの姿があった。
装置を付けてエキスちゃんの夢をみてみると。 「…なんですか、走って筋トレしているだけじゃないですか。なんで夢にラボいないんですか、私は毎日出てきますよ」
「…ひゃあっ!」 【ブオオオオーーーー】
<データちゃん、もうバテてるの!?もっと走らなきゃ!> エキスちゃんは夢の中でも走っていた。